2012年より「日々ノ根」改め、「Co. & Kokorone」として活動いたします。よろしくお願いいたします。
<< November 2009 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

『リアル』
昨晩、内藤選手対亀田選手の世界フライ級タイトルマッチをテレビで観る。
行ったり来たりする拳を見ながら
目の前の相手を殴るためや相手から身を守るガードのために
人間は二足歩行をはじめたのかなぁと思う。
亀田選手の腹筋がきれいに割れている。
着ていたTシャツをめくると自分の腹筋は悲しいくらいぷよよんとしている。
数年ぶりに腹筋を割ろうか。

『リアル』9巻が発売されている。
1年に1冊ずつ出ている。
9年前の自分は高校生かぁ......
是が非でも腹筋を割ろうと思う。


歌舞伎
昨日は、国立劇場で歌舞伎を鑑賞。
ひとつ目の演目は、小田原名物の妙薬「外郎」を売り歩く行商の『外郎売』。
早口言葉が苦手な自分にはできんなぁ。
『外郎売』が終わり、休憩中、隣のおばさんが
「これ、さっきの話に出てきた外郎」といって、ビービー弾よりちょっと小さい外郎をくれる。
漢方の匂いが口全体に広がって、鼻から隣のおばさんと同じ匂いがする。
なるほど、これが外郎かぁ...実家にある木製の薬箱を思い出す。
その後、持参したおにぎりを食べる。
『外郎売』がかなり理解できなかったのでイアフォンガイドをレンタルする。
演目がはじまるとイアフォンから丸みを帯びた心地良いトーンの声が解説をしてくれる。その声が心地良く子守唄のようで寝てしまう。はっと起きて隣を観ると、彼女もイアフォンガイドを耳に入れたまま寝ていた。
袖の振り方、筆のもつ角度など、そのひとつひとつに意味があり、それが役者の個性にもつながっているところもあるようだけれど、それも解説されないとわからない。自分は歌舞伎についてはわからないことが多いので、ただただ自分の感覚で楽しむ。
劇場内の座席の椅子のクッションが固かった。

夕飯はガレット。ガレッタとよく言い間違える。
メニューの横文字は、なんか気取っている感じがして、ちょっと背伸びをしないと頼めない。よく行く定食屋のような「Aセット」「Bセット」というような頼み方ができず、舌を噛みそうだ。彼女が注文する。
隣の隣の席のカップルの男性がワインのテイスティングをしていたけれど、自分はとうぶん、というか向こう100年あのような振る舞いはできないなと思う。
運ばれてきた料理は、ジャガイモとハムと卵とチーズが入ったガレット。目の前に出してくれたから食べはじめたけれど、注文したものと違うものが出てきてもわからずに食べてしまうと思う。半分食べてから彼女のものと交換して食べる。
カップ一杯のシードルをちびちびと飲んでいたけれど、そのせいか高級な味がした。


健全な上昇志向
新しいベビーシューズのサンプル1型を仕上げる。
来年から販売してゆく予定で残りの年内は微調整を行う。
日々、少しずつでもつくっているものがかたちとして残るとそれを励みにまた頑張れる。
ひとつ乗り越えて、次の課題へ、乗り越えて、次の課題へ...その繰り返し。
ものづくりの過程やできあがったものに課題が見つかれば、その課題を解決する。手を動かしながら常に考えながら作業する。結果的に少しずつクオリティの高いものができてくる。
終わったら次へ、終わったら次へ...こういうのを健全な上昇志向と勝手に呼んでいる。

これまで使っていたスケジュール帳が日記帳化しているのでタイムスケジュールを行える新しいスケジュール帳を購入。今の仕事はなかなか時間の制約がないので自分で時間管理をしないとだらだらしてしまう。小学生の頃とか時間割で拘束されて生活をしていたときが、最近は妙に羨ましい。
滅多に買わない赤色のスケジュール帳を購入。スケジュール帳を開くたびにテンションがあがればいい。

ラピュタ

午前中、作業場で作業。
コインケース、名刺ケースのサンプルを3型つくる。
間に、ベビーシューズのストックもつくってゆく。
明日はペンケースと、できたらルームシューズにもとりかかりたい。
午後、一番近い家電量販店へいってプリンタのインクを購入する。昨日、インクが切れて使用できなくなってしまった。白黒プリントには関係のないカラーインクの不足だったから、白黒プリントだけならそのまま使用できればいいのに、と思う。
夜、ホームページの作製。サーバの調子が悪いのか反映されない。困った。
横目で「天空の城 ラピュタ」を観ながらの作業。結局、最後はラピュタに見入ってしまう。
エンディングの曲が流れると何とも言えない懐かしさと馴染み感に胸が締め付けられる。
なんともいえんなぁ...なんもいえん。

サッカーフランス代表がハンドでワールドカップ出場を決める。


 
『spoon』
meso meso
Yacca
¥ 2,100
(2009-11-16)

今日は、寒かった。
暖房器具を出して使う。
寒いときに暖房で作業場を暖めて温かい紅茶を飲みながら温々、黙々と作業できる仕事はありがたいけれど、肉体的に楽だと仕事をしていないみたいだ。
昔、冬に親父の仕事を手伝ったときの寒さといったらなんといおうか。
鉄屑の山に雪が積もっていて、一日駆けて鉄とそれ以外を分別する。二枚重ねた布の軍手からは雪が溶けた水がしみ込んで指先がキンキンに冷えて感覚がなくなる。
それを思えば、手縫いの糸が指の関節に食い込んでぱっくり割れてしまってもまだまだ、まだまだ...。あまり楽に仕事をしていると罰が当たるんじゃないかと恐れている。明日は外で裸足で作業しようか。
今日の作業のBGMはspoon



人類学
先週末、実家に帰っていました。
もう火燵が出ていて、やっぱり田舎は寒いんだろうな。
ずっと田舎にいると困った寒さも、久しぶりの帰省になると風情があるように思う。

実家の近所に、ちょっとこれまでの地元にはなかった雑貨屋ができていた。
お店の名前は「Anthropologie(人類学)」
海外から直輸入の日用品や手縫いのパッチワークの作品などを揃えていて、古道具とか、アンティークものに関心のある自分にとってイマジネーションが膨らむ。東京にもこういったお店はたくさんあるけれど、なにか慌ただしいというか、お洒落すぎるというか、日用品なのに日常感がなくて使われるシーンがイメージできないお店がけっこうあったりする。
自分の地元というかつての生活基盤に佇んでいるお店は親近感があり、日常にしっくりくる素朴さがある。お店を見せてもらうだけが、手作りのケーキと珈琲までごちそうになってしまった。
現在、製作中の作品を見せてもらった。「どうだろう?これはどうかな?」と言いながら手を動かし続けてかたちにしてゆく様は、きっと長い経験の積み重ねがあるからできることだと思う。ときにそのせいでつくるものが型にはまってしまうこともあるけれど、型にはまるということはそれを破る可能性ももっているわけで、クリエイションとはそういう作業の繰り返しではないだろうか。「完成」が楽しみ。

月曜日に温泉に行って、そのまま電車でこっちに戻ってくる。
満員電車が駅のホームに入って車両のドアが開くと、明太子が孵化したように人々が駅のホームに溢れ出てくる。東京は人が多いなぁと改めて思う。
今週はものづくりにベビーシューズと木型修正に専念。






ベビー、ベビー
今日は一日冬みたいな気候だった。
空気に雪の匂いが混じっている。こっちじゃ雪は降らないんだろうな。
寒いなぁ、寒いなぁ...といってもほとんど一日家にいた。
昨晩からベビーシューズの仕上げをしていて、今日の午前中もその続き。
午後、来週からクリスマスイベントが始まる雑貨屋さんへベビーシューズを納品。


自分で言うのもなんだけれど、ベビーシューズってかわいいなぁと思う。
そういえば先日、街中でベビーカーにのった1歳半くらいの男の子が泣きながら叫んでいた。
それがどうしても自分には「フカイジジョウ、フカイジジョウ」=「深い事情」と言っているように聞こえ(どんな事情なんだ!?)、気になって仕方がなかった。

明日は池袋で勉強会。
その後、ちょっと実家に戻る予定。







 
お米



                 
                   
        

                    お
                    米
                    っ
                    て
                    あ
                    る
                    だ
                    け
                    で
                    幸
                    せ



カフェウィーク
藤沢駅近くで開催されたイベント(楽市楽座)に参加。
くつと革小物教室のippoさんと共同で出展し、革小物とベビーシューズの販売をしました。


革小物に使う革は、鞣しの行程で有害な薬品を使わず、燃やしても有毒な物質をださない植物タンニン鞣しのヌメ革を使用。天然皮革なので革の表面に傷やシワがあるけれど、人の手に刻まれたシワや傷がその人の味になるように、革にあるシワや傷も自然のこととして捉え使用しています。
ブックカバーなら本をしっかり保護できることといった「もの」として最低限の機能をおさえ、長く使ってもらえるように頑丈なつくりで、修理しやすいようにつくりは単純にしました。そういったひとつひとつのコンセプトを積み上げてかたちになったものは、飾らなく素朴な佇まいのものになっていると思います。
自分がつくったものを介してさまざまな方とお話ができたのは自分のやりたいことに一歩前進かな。こういうイベントに慣れていないので、ぎこちない会話になってしまうこともあったけれど、最終的には、ものが人を選んでくれると信じ、ものを手に取って見てくれる姿をじっと見守ることが多かったです。
縁あって購入していただいた方、ありがとうございました。


一足限定で販売したベビーシューズも完売。(写真左中央)
購入していただいた方の手に渡るまで、たくさん人の目をひきつけていた赤い靴、屈曲性のよいモカシンタイプのベビーシューズです。紐靴なので、赤ちゃんの足にしっかり結んで履いてもらえたらうれしい。靴の中での足のぶれを防ぐために踵に芯を入れ、足首をサポートする履き口にはクッションをつけました。
このデザインのベビーシューズは、11月中旬から相模原市にある雑貨店cha*chaさんのクリスマスイベントでも販売させていただきます。
色は赤とキャメルの2色展開で、サイズは13センチと14センチになります。もちろんこの2つ以外のサイズもオーダーで承ります。
詳しくはcha*chaさんのホームページで。
→http://chacha-net.jp/


雨を心配したけれど、一日天気がよくてよかった。
明日からはとうぶんベビーシューズつくりに追われる日々です。